社員インタビュー 係長編

生産の現場を支える組立1係、組立2係の係長さんは二人の女性です。
二人のインタビューを通して、活き活きとした職場の毎日が目に浮かぶようです。
終始、明るく朗らかで、核心の部分ではきりっとした表情に変わるのが印象的でした。
楽しいインタビューとなりました。

まず、それぞれの係の特徴を教えてください。

Nさん:組立1係の特徴は、人数が多いけど結束力があるというところです。正社員、継続社員、派遣社員が協力し合って生産に向かっていけるところが長所かなと考えています。
Aさん:2係は1係と比べて人は少ないんですが、大きなチームの中に細かくチーム分けがされているので、それがベースになって進んでいくようなラインになります。係の特徴としては、各リーダーがメンバーを引っ張っていくようなチームになっています。

それぞれチームをまとめるための工夫を教えてください。

Q:困りごとの解決ですとか、チームのメンバーと接するときに気をつけていることなど、いろいろとあると思うのですが、、、
Nさん:人数が多い分、リーダー格となる人の動きがとても大事になってくると思いますので、1日の終わりに、リーダーたちとのミーティングを密に行うようにしています。その日の問題点をすり合わせ、みんなで解決策などを翌日の生産予定も含めて話し合っています。
Aさん:気をつけていることは、「ほぼ任せています」と言うと語弊がありますが、本人たちの考えを尊重するようにしています。
まずは、係のメンバーがやりたいようにやってもらい、後で助言をするようなイメージです。
本人たちで解決できる問題については、一回ちょっと試練を与えてみるというか、それで各々が小さい事からどんどん解決していければ、本人たちの自信にもつながるし、解決できる問題の大きさもだんだんレベルアップしていくと思うので、そういう意味でほぼ任せています。結果、リーダーの成長にもつながると思います。
さきほどお伝えした2係の特徴=リーダーが引っ張っていくということは、そこを意識しているようなイメージですね。

Q:そうですね、やり方・解決方法などをひとつひとつ係長が指示していくと部下の成長の機会を奪ってしまう可能性もありますよね。
任せる時に何か気を付けていることは?
Aさん:任せてみて、え?そっちに行くんだっていう時もやっぱりあるんですが、色々な答えがあるので、「そうか、じゃあやってみて」と任せて回り道になったとしても、それで得られることも大きいかなと思います。

係長になるまでの道のりや経験について教えてください。

Nさん:高校新卒で入社し、かれこれ○○年です(笑)
Q:新卒で入ってそこから係長に行くまでの段階はどうだったのしょう?
Nさん:まずリーダーになってその後、係長補佐みたいな形になり、今は係長をやらせてもらっているという段階を踏んで今に至っています。

係長という立場で、特にやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

Nさん:すごくかっこよくまとめますけど、部下が成長してくれた時が一番良かったなと思いますね。新卒で入った社員が新しく何かができるようになって目標を達成した瞬間とか、少し無理な本数入れたけど月でまとめたらみんな頑張って目標に届いた!という時です。
私がというより部下が頑張ってくれた事が見えると、係長やってて良かったな。頑張ったなみんな!(私も含めて:笑)って思います。

Aさん:実は、私は入社当初はアルバイトでした。
アルバイトで入社して、継続社員から社員・係長です。飛び級でした。
リーダーっぽいことはしたと思うんですけど、リーダーという立ち位置に立ったことはなかったと思います。
アルバイト歴は半年から一年ぐらいでしたが、その後、継続社員・社員・係長です(笑)
メンタル面でリーダーやパートナーの人たちが成長する姿を見たときは、やりがいを感じます。技術的なこともそうですが、メンタル面で、例えば率先して動くようになったり、今までは指示待ちが多かった人が自分から考えて動くようになった瞬間とか。私が係長になりたての頃にバラバラだったみんながひとつになって、できないと思ったことができるようになったり、だんだん数字に現れてきたり。そういった成果が見えた時が、とても楽しいなって思う瞬間です。

Q:お二人とも部下の成長が仕事のやりがいなんですね!
Aさん・Nさん:そうですね。係長という立場で部下の成長を実感できると自分も含め、間違ってなかったなぁと思います。

女性としての視点で仕事に役立っていること、女性の立場だからできることなどはありますか?
1係、2係ともチームの構成的には女性が多いんですか?

Aさん・Nさん:男女の比率は、半々くらいです。
Q:その中で女性としての視点で仕事に役立っている事はありますか?
Aさん:細かいところはやはり見えますね。普通にすごしていても男性と女性の違いってあると思うんですけど、そういう違いが見えて、それを上司から言えるっていうのは大きいんじゃないかと思います。
例えば、ここを細かくやることでこうなるよっていうことを教えられるというのはひとつあると思います。
男性から男性だと見え難い部分があると思うので伝わりづらいかもしれませんが、女性のいいところを男性にも伝えられるとか、そういった視点等ですね。

Nさん:あとは多分、部下も男性よりは女性の方が相談しやすいのかもしれないです。いざ何かあったとき、女性の部下だと男性の上司には、尻込みしちゃって伝えたいことも伝えきれない場面が多分あるのではないかと思います。
女性同士、女性なりの視点があるので、相談内容を把握しやすい部分はあって、それは大きいと思います。

チームやそのメンバーの成長を促すために心がけていることがありますか?

Nさん:なるべく手を出さない。気になりますが・・・
絶対こっちの方が正解だな。とか、こっちの方が効率いいなぁとか、ああ、そこはそうしてほしい、ああしてほしいっていうのはやっぱり見えるんですよ。
でも1回ギリギリ無理だと思うところまでやらせてみる。 もちろんデッドラインはあるので、それ以上やっちゃうと間に合わなくなっちゃうとかっていうのはあるのですが、、、そういうデッドラインが気になってもとりあえずやらせる。考えさせます。

Q:確かにそれは成長につながりますね。
Nさん:気になるけど、できる限り気にしないようにしています。
Aさん:自分で乗り越えたときが成長なんだよね。違う視点で言えば、促すタイミング?考えさせるんですけど決して見放さない。ほったらかしにはしない。ひと声でもいいから声かけします。あれどうだったの?とか。
「どこまで進んだの?」「じゃあお願いね」とか「よろしくね、頼むね」とか
「ここまで行ったらもうちょっとだね」「もうちょっとで糸口につけそうだよね」など、
任せるんですが、かといって任せっきりにはしないです。

Q:見守っているっていうことですか?
Aさん:必ず声をかけるようにしています。課題を与えたら、
「どうなってる?」「よろしくね」など声をかけて、不安にならないよう意識してもらえるようにしています。
声掛けも何もしないと、危ないですよね。下手をすると、何もしてくれないになっちゃうので。
誰も助けてくれないし、何もしてくれないってなっちゃうのが、この「任せる」の怖い部分なので、「ほったらかしではないよ」「いざとなったら相談してきてね」とか「悩み過ぎて答えが出ない時はアドバイスするよ」「後ろには私がいるよ。」という安心感を伝えられるよう心がけています。

女性の立場仕事と私生活のバランスについてどのようなバランスになっていますか?
また、会社からの支援等はありますか?

Nさん:仕事だけとかっていうタイプでもないです。
私生活は私生活と思っているので、メリハリはちゃんとつけていると思っています。
年間で忙しい時期・季節は解りますので、じゃあここに予定入りやすいよねなどと、私生活の予定も組みやすいです。
お休みも「なんでこの日に休み取るの?」ということも言われませんので、有休も取りやすいです。
「多能工化」にも取り組んでいて誰が休んでも作業がまわるようにしているので、有休は確保できてきていますよ。

Aさん:バランスはそうですね。ジムに行ったり、リフレッシュできるように自分自身で工夫はしています。
Q:会社から何か支援はありますか?
Aさん・Nさん:えふ・サポートは入ってるのでそれのカードを見せればお店によってはサービスが使える事はあると思います。
Nさん:昔、えふ・サポートのサービス利用でディズニーランドに行った経験はあります。

チームの今後について、考えていることを教えてください。

Nさん:1係の展望ですか?展望というほど大きなことではないですけど、
もうちょっと社員をしっかりした社員に育てていきたいなっていう気持ちはあります。
1係は人数が多く、また正社員も多いので、今後今いるメンバー達が要になっていくと思うので、そういう意味でも社員をもうちょっと自立したというか自分社員なんだよっていう自覚を持たせられるような仕事ぶりだったり、あとメンタルだったり育てていければいいかなというふうには思っています。

Aさん:2係も1係と一緒ですが、あとは成果を出したいです。
数字が具体的に表れてくれれば、本人たちのモチベーションにもなると思うので成果出していきたいですね。

最後に、これからアイテックに入社したい。という皆さんにアピールポイントをお願いします。

Nさん:語弊はあるかもしれないですが、仲は良いんじゃないかなと思います。
仲良しこよしでお仕事しましょうっていうことではないんですけれど(それだと仕事にならないので)、アットホーム感っていうと大それているから、ちょっと違うかもしれないですが・・・
仲が良いっていうことが一番かなと思います。
先輩、同僚、年齢差は様々なので、この前新卒で入った方もいるし、定年間近で働いてくださっている方もいらっしゃるので、孫ぐらいでもおかしくない可能性もあるような人たちみんなで仕事をしてるので、そういう環境下でも落ち着いて仕事できるっていうのは、良いことだと思います。

Aさん:そうですね 。私はアルバイトで入社しているので、アルバイトから入っても係長になれるよっていうステップアップ制度。年功序列ではなく、実力でいくらでも仕事ができます。

Q:ありがとうございました。

インタビュー:のりぷろ 佐藤慎子